第1章 少年時代

16歳の誕生日・・・弓道部の門をたたいた・・・若かりし頃の自分
これが始まり・・・そうこれがおれの儚く壮大な弓や物語の始まりだった・・・
まずその袴の人数の圧倒された・・・緊迫した面持ちが走る・・・
自己紹介を言うが声が小さかったらしく・・・何者かに
「聞こえませーん
といきなり痛恨の一撃を喰らう・・・今思うとかわいそうだな・・・おれ・・
HRの都合上不運にも一番最初に自己紹介となったのだった・・・
そしてそれがおわるや否や大会の冊子作りに駆り出された・・・
このとき印刷室で我が部の顧問と最初の会話を交わしたのだった・・・
第一印象は気のよさそうな人であった・・・やさしそうな人であったはずだ・・・
まずおれの出身地について会話したが微妙に話が通じない・・・
どうやら我が学区のことを良く知らなかったらしい・・・
今思えばあの人は静岡出身だから知らなくても仕方がないかもしれない・・・
冊子を作ってこの日は終了し・・・時は流れた・・・16歳になっていた・・・
そして・・・時は中部予選会・・・何が何だがわけもわからずつれられて
某中央高校に来ていた・・・そこでは団体戦だった・・・
この日は女子が壮大なドラマでぎりぎり通過を果たしたらしいが・・・
無知な自分には通過したことすらわからなかったのかもしれない・・・
このときに
「空を飛べそうな名前の人」
「やや無口な体格のいい人」と知り合った・・・
無論今でいう
WINGtrapper the secondである・・・
そして・・・更に更に・・・時は流れ・・・流れていき・・・
ある日に一冊の普通の大きさのノートを支給される・・・
これが
今昔物語日記かの日記の原点である・・・
この頃はまだ練習態度がかなり不真面目だった・・・・
この日に弓道についてやや不覚まで教わったりしたのである・・・
更に時は流れ・・・徒手は大三まで進んでいた・・・そして加速する・・・
どんどん進んだ・・・もう弓を引いていたようで・・・いろいろ苦心していた・・・
造り」を「造り」とかいてしまっていたのでまだ未熟であったのだろう・・・
矢番えがうまくできず・・・某女子二人に笑われたのを良く覚えている・・・
僕はシャイだったのでとても恥ずかしかった・・・
7月中旬につのみを負傷した・・・弓がえりの練習もした・・・
その少しのちに最後まで残って練習した・・・俺独りで・・・
そのときは
銀河クジラ先輩カリスマトレイン先輩に教えてもらった・・・
その日から苦労しながらも着々と力をつけたらしく・・・
初めての離れを出すときまでは一番はやいグループだった・・・
自分は矢を番えると素引きよりも引きが格段に良くなったので・・・
あるチェックのときもかなり良いといわれたのを覚えている・・・
離れを出すも
初代罠師のようになりつつあるといわれなおされた・・・
試行錯誤を重ねながらも着々と的前に近づいていた・・・
このとき当時部長の
グレートな人に紅葉重ねという手の内を伝授された・・・
葉月になり・・・欠点を直し始め・・・その10日後に・・・
ついに的前に立つことができた・・・6本目にあたった・・・ちょっとホッとした
この日はそれ一本のみで的中率は1/30だった・・・
充実感と疲労でいっぱいだった・・・
ここで北海道に旅行をしに行ったためしばらく弓を引くことはない・・・



第1章 少年時代 完


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