第4章 ゼロ成長時代

そして時は流れ・・・学校の入試が始まろうとしていて部活はいったん切れた・・・
そして・・・練習試合尽くしの春休みの練習が始まるのである・・・
確か9日10くらい練習試合あるいは合同稽古みたいなものがあった・・・
このときは団体に入るほどあたってこそいなかったが割合あたったのだと思う・・・
普通の立では中らなくても競射でけっこう最後のほうまで残ったり・・・
あるいはBチームに入っていたときもあったようだ・・・なつかしい・・・
とまあ・・・印象が薄いわけではないがこんな感じで春休みは幕を閉じた・・・
四月に入り新入生が入部した・・・やたら多い・・・その数二十五超・・・
実は一年生勧誘の責任者みたいなものをやっていた・・・
更には
罠師超拡大ポスターなんかも二枚ほど作った・・・
あれが相当な勧誘効果をもたらしたのだとしんじている・・・きっとそうだ・・・
こんなに新入生が入ってきても困るだけなので・・・顧問のふるいが始まった・・・
面接をしたり過去の経歴を書かせたり身だしなみチェックをしたり・・・
そして自主練といっておきながらある意味だまし討ち・・・過酷な生存競争・・・
このようにさまざまな過程を得て・・・ついに15人の精鋭たち?が選び抜かれた・・・
ちなみに女子は9人いや・・・8人ほど入部した模様・・・で・・あった・・・
ところ変わるが・・・この時代から
何某の権力が大幅に増した・・・
一年生に対してやたら厳しい・・・顧問顔負けだった・・・
そして・・・なぜか一年生が見ているときに新しい矢で射ると立で必ず三中した・・・
誕生日のときは俗に言うカイチュウリーチを連続でやってのけた・・・
確か調子が悪かったはずなのだが・・・何かの縁だろう・・・
そしてやってきたインターハイの個人戦・・・嫌な雨だった・・・
やはりここでも冴えなかった・・・ここのところ調子が悪い・・・
時は流れて団体戦・・・男子全体の調子は上々だたと思う・・・
ジョーを除いて・・・
あとそういえば
グレートな人の姿が見えなかった・・・後に発見されるが・・・
一立目・・・なんと
栄作が皆抜け!!これは大きな痛手だ・・・
しかしチームとしては予想を越えていた好的中・・・問題は次の立だ・・・
なんといきなり開始から7連抜け・・・これはあせった・・・しかも切羽詰っている・・・
やはり調子に乗りすぎたのだろう・・・しかし
栄作に代わったジョーの貴重な一中!
しかし決め矢をはずす・・・後残りは二本でどちらかを入れなければ全てが終わる・・・
しかしここで
銀河クジラ先輩が光った・・・やはりこの人はここぞというときに強い!!
何とかギリギリで通過したようだった・・・心臓が危なかった・・・
女子に関しては楽勝で通過していたみたいだった・・・伝統だな・・・・
このようにして数年来の男女アベック県大会出場を果たしたのだった・・・
この後県大会に向けてまた練習が始まる・・・
練習はある程度省略するとして・・・審査があった・・・
自分にとっては二回目の初段の審査・・・今度こそ・・・といいたい・・・
しかし運命とは神があらかじめ定められたものなのであろうか・・・
ここでも大きく抜いてまたもや撃沈してしまった・・・不安が募る・・・
時は流れ県大会団体戦当日・・・新一年を引き連れなぜかバスの責任者(名ばかり)に・・・
そこへいくと日当たり抜群紫外線強すぎといった感じで
日焼け止めクリームをもっていなかった自分や仲間たちは見るも無惨に赤鬼とかした
この日は
罠師銀河クジラ先輩が冴えない・・・しかしジョー絶好調!!
一立目が終わり的中が特定の人間に大きく偏る・・・
女子の立では誰もが予想だにしなかったことが起きた・・・
チームのエースがみたこともない不調に・・・
どうやらこのときの一年は応援が初めてだったようでやや口多し・・・
すぐさま
何某の怒りの洗礼を受ける・・・責任者としておれは形無しだ!
結局さらに顧問の怒りに触れ新一年数名撃沈!
しかもやさしいキャラを装っていた(実際温厚だった)おれがとどめを指す羽目に!
これでは何にも知らない新一年がかわいそうだ・・・かわいそう過ぎる!!!
そこで哀れなかれらを諭してその場を治めた・・・
さすがにあんだけ怒られて次に騒ぎを起こすやつは現れないだろう・・・
そして向かえたに二立目・・・今度は一気に盛り返した!!
これは稀に見る高的中!が、女子は調子が悪い・・・残念・・・
とまあこの後の感動の場面やハプニングがあるが
自分はほとんどかかわっていないので省略!!
あくまでもこれは「J.M」の弓矢物語であるから・・・
そして次の日もここにくるのだが実はその間も練習を怠らなかった・・・
次の日の個人戦にでたつもりで立をやってみる・・・
するとなんと皆中を含む八射六中・・・次に皆抜けしたが・・・
時は流れ先輩達の引退スピーチ・・・クラスでの話し合いで遅刻!!
正座時間が短かった喜びと話を聞き逃した悲しみが交錯・・・
先輩たちが引退したあと国体予選に話は進む・・・
この時は不調ながら粘った・・・ここである人物に奇跡が起きた!!
その名は
TAXI!この日に初皆中したつわものだ!
結局長い試合の中この
TAXI罠師が男子では予選通過!
女子は一人通過した・・・
顧問から自分の粘りについてコメントがあるが不通過には変わりない・・・
そして第二予選会・・・ここで人生の転機が訪れる・・・
この日はおれは一応
TAXIのサポートとして試合会場にきていた・・・
が、ここで彼とこのおれの失態が怒りに触れる・・・


ずがーん!!
ここは弓道人生の中で二番目の最悪の出来事だろう・・・
このことで一気にやる気を失い惰性にかえる・・・
ここから自分のおわりなき堕落が始まったと思う・・・
そしてこのあたり・・・つまるところ夏休み開始前だが
親友の
の退部騒動が起きる・・・事は水面下で運んだ・・・
そしてあの栄華を極めたTAXIもここで・・・と予測されていた・・・
しかし顧問がそれを許すはずがなく夏休みのある日・・・
部室前のベンチで二人でなにやら一時間にも及ぶ長話・・・
ここで急に堕落が加速し今の自分が引いていた弓が引けなくなる
というあるまじき事態が発生・・・結局軽い弓に移ることとなった・・・
そんな流れで夏休みを迎えることと成った・・・
夏休みとは俗に言うお盆休みでそれまでは毎日練習があり
とても休みというには及ばなかったのでそう呼んでいる


ここでちょっとブレイク!
勉強合宿へいってきたのでその概略を伝える
意気揚揚と向かった勉強合宿・・・一日目は死にそうだった・・・
結構短い勉強時間の中で英語、数学、古文の予習・・・
二日目からは午後すべてが自由なので?案外楽にこなせた・・・
が、しかし卓球が封印されてしまったので遊びに困る・・・
ちなみにこの合宿は一週間で
ジョーTAXIと共に行った・・・
三日目からコンビニへの道を模索しついにたどり着くとすかさず食料を補給・・・
と、そのころから暮らしにもなれ遊びも充実してきた・・・
ここなら楽しい生活が送れそうだと思った・・・


帰ってきて市民大会の練習だがやはりブランクは大きくあたらない・・・
だがとんでもないことをしでかすやつがやはりここにいた・・・
大会二日前に湘南海岸へ行って一皮むけてきた?・・・


罠師

この大会は
TAXIの引退試合だということもあってややさびしかった・・・
全体として出来のよくない試合だったがこれも運命・・・
去年の影はもはや消えてしまった・・・
そして彼も引退してしまった・・・
そこを初段の審査が急襲!今回は今までになく相当やばい・・・
前日までの調子はあまりいいとはいえない・・・不安が募るばかりだ・・・
そして向かえた当日・・・まずは学科試験・・・粉砕!?
待ちにまった実技試験だが自信はなかった・・・
こういうときになんとトップバッター!生年月日順だから仕方ないが・・・
しかも大前!もはや絶望的か?・・・と、思われたがもがくだけもがく・・・
しかし僕は弱かった・・・一射目・・・早気でずる・・・終わった・・・
だがここでおわるわけにはいけない・・・
二射目はなぜかかなり保つことが出来た・・・不思議だ・・・
俗にいうZONEか?当然のように的中・・・これなら落ちても悔いはない・・・
おわると不思議なことに自然と足が顧問のほうへ歩き出す・・・
しかも公表をもらっている俺・・・意識・・・あったのかな?
ほかの仲間もかなり好調だったようでなんと全員合格・・・
三度目の正直というものか・・・信じられなくてもう一回確かめた・・・
勝利だ!
しかし悲しいかな・・・これがおれの最後の閃光となるとは・・・

第4章 ゼロ成長時代 完

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